DNSを変えるだけでラグが減る?CloudflareとGoogle DNSの設定方法

その他

「DNSを変えるとゲームが軽くなるって本当?」

「DNSをCloudflareに変えるとラグが減るらしい」
「Google DNSで回線が安定したって話を聞いた」

そんな噂を聞いて気になっている方、少なくないと思います。

確かに、DNSを変更することでネット接続やゲーム体験にプラスの影響があるケースはあります。
ただし、すべての人に効果があるわけではなく、場合によっては逆に通信が遅くなってしまうこともあるのです。

この記事では、中級ゲーマーの視点で「DNS変更がもたらす影響」や「Cloudflare / Google DNSの違い」、
さらに実際の設定方法(Windows/PS5/PS4)までを、わかりやすく整理して解説します。

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DNSとは何か?知らないうちに使っている“名前変換サーバー”

まず大前提として、DNS(Domain Name System)とは「ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組み」です。
たとえば、あなたがブラウザで「gamewith.jp」と打ったとき、パソコンはそのドメインをIPアドレス(数字の羅列)に変換しないとアクセスできません。

この変換作業をしてくれているのが「DNSサーバー」です。
ゲームでも同じで、サーバー接続のたびに裏側でこの変換が行われています。

通常、家庭のインターネットでは契約しているプロバイダ(ISP)によって自動的にDNSが設定されています。
これをあえて他社の「Public DNS(パブリックDNS)」に変更することで、場合によっては応答速度や安定性に変化が出るわけです。

DNS変更が“効く”とされる3つの理由

なぜ「DNSを変えると速くなる」と言われるのか。その理由は以下の3点に集約されます。

サーバー応答が速くなる

CloudflareやGoogleのような大手Public DNSは、世界中にサーバーを分散設置しており、アクセスの物理距離が短くなりやすい。これにより、名前解決(ドメイン→IP)の応答が少し早くなります。

キャッシュ精度が高い

利用者数が多いDNSサーバーはキャッシュ(問い合わせ履歴)が豊富。そのため、同じようなアクセスリクエストにすぐ応答できる傾向があります。

CDNとの相性が良いケースがある

特定のDNSを使うことで、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)側の最適なサーバーに誘導されやすくなり、読み込み速度が改善される場合も

ただし、これらはあくまで「そうなる場合もある」というレベル。
IIJ Engineers Blogでも述べられているように、「明確な改善があるかどうかはケースバイケース」であり、過信は禁物です。

CloudflareとGoogle DNS、どう違う?

Public DNSの代表格が以下の2つです。

サービスアドレス特徴
Cloudflare1.1.1.1 / 1.0.0.1プライバシー重視・ログ最小・応答も速い傾向に
Google DNS8.8.8.8 / 8.8.4.4安定性と実績重視・対応地域が広く信頼性は抜群

Cloudflareは「高速DNS」「プライバシー保護」を掲げており、個人情報ログを残さない仕様で人気があります。
一方で、Google DNSは世界中で利用実績が多く、サーバーの最適化や対応エリアの広さでは一歩リードしている印象です。

どちらが良いかは一概に言えませんが、初めてDNS変更を試す人にはCloudflareの方が効果を体感しやすいとされます。

DNSを変更する方法(Windows / PS5 / PS4)

DNSの変更は、PCやゲーム機の設定から簡単に行えます。ここでは、中級者にもわかりやすく、2大デバイス(Windows、PlayStation)向けに手順を紹介します。

Windows 10 / 11 編

  1. タスクバーの「インターネットアイコン」を右クリックし、「ネットワークとインターネットの設定」を開く
  2. 「アダプターのオプションを変更する」をクリック
  3. 接続中のネットワークを右クリック →「プロパティ」
  4. 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」へ
  5. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選び、以下を入力
     - 優先DNS:1.1.1.1(Cloudflare)
     - 代替DNS:1.0.0.1 または 8.8.8.8(Google)
  6. OKを押して完了。PCを再起動するとなお良し

PS5 / PS4 編

  1. 「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定」
  2. 使用している接続方式(LAN or Wi-Fi)を選択し、「カスタム」を選ぶ
  3. 「IPアドレス設定」→「自動」
  4. 「DHCPホスト名」→「指定しない」
  5. 「DNS設定」→「手動」
  6. 以下のDNSを入力
     - プライマリDNS:1.1.1.1
     - セカンダリDNS:1.0.0.1 または 8.8.8.8
  7. その他の項目は「自動」で進め、設定を保存すれば完了です。

DNS変更の注意点と、うまく使うためのコツ

DNS変更はあくまで“手軽なチューニング”のひとつであり、すべてのラグや通信問題を解決する魔法の設定ではありません。むしろ、状況によっては逆に遅延が増すことすらあります。

代表的な注意点

  • サーバーとの距離が遠くなると逆効果  → CloudflareやGoogle DNSの物理サーバーが遠い場合、応答時間がかえって長くなることも。
  • CDNの最適化が働かなくなることがある  → 一部のWebサービスでは、DNSによって“どのサーバーに誘導するか”を制御しています。DNSを変えることで、地理的に遠いサーバーに接続されてしまうこともあります。
  • ゲームのラグはDNSだけが原因ではない  → 多くの場合、回線そのもの(混雑状況・帯域制限・Ping値)や、無線接続による不安定さの影響が大きいです。

まとめ:DNSは“できることをやり切る中のひとつ”として

DNSの変更は、お金をかけず、手間も少なく改善を試せる「ネット最適化の第一歩」です。

  • ゲーム中のラグや応答の違和感がある人
  • インターネット全体のスピードにムラを感じる人
  • Wi-Fiや光回線の見直しを検討している人

そうしたユーザーにとって、まずはDNSを変えてみることはとても有効です。

ただし、それだけで万全とは限りません。
DNS変更を試したうえで、有線接続の導入、Ping値の測定、IPv6対応の光回線の選定など、トータルでのネット環境の最適化を考えることが、最終的にストレスのないネット&ゲーム体験につながります。

さらに一歩先へ:回線や機器の最適化もチェック

プロフィール
回線博士

通信業界で5年以上の経験を持つ専門家。ネット回線・Wi-Fi・格安SIMに精通し、業界の知識と実体験をもとに、わかりやすく正確な情報を発信しています。

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